Saturday, June 12, 2010

自分の幸せに感謝する

2010年6月12日(土)


パートナーのスチュアートと、近くのショッピングセンターへ行った。

そして、いつものカフェでお茶をするために、

コーヒーとケーキを注文していたら、スチュアートの友人、イアンさんと偶然会った。


彼も誘って、一緒にコーヒーを飲みながら、おしゃべりを始めた。


彼は、最近、30年以上も一緒に暮らしてきた奥さんと別居生活に入り、

今まで住んでいた家には 奥さんが住み、彼はそこを出て、アパートへ引っ越して住んでいるという。


すごくいい人で、優しくて、私にとっても話しやすい人なので、本当に同情してしまった。




別居を始めた理由は、世間でよく言われる「性格の不一致」とでも言うのだろう。



奥さんにも何度か会ったことがあるけど、決して悪い人ではない。


ただ、英語で言うところの「コントロールフリーク」 なところがあって、

自分が相手に対していつも要求ばかりしている、っていうことに気がついていない感じの人。


これについては、男性女性、どっちにでもあるし、気をつけないと、誰でもそうなりやすいから、

私もスチュアートももちろん気をつけている。。。



優しいイアンさんは、ずっと、「はい、はい」って、奥さんの言うことに合わせて暮らしてきたみたい。

でも、それが、どうしてもうまく出来なくなって、『これでは自分の息が詰まってしまう。。。』と気が
ついて、別居という形になったみたい。

こういうのも、本当によくあるケースだと思う。。。。



さて、理由はどうであれ・・・・


一度結婚していて、別居したり離婚しなければいけないとき・・・

それは、スチュアートも、私も一応経験者なので、本当に辛いってこと、よくわかる。


普通の人にとっては(たぶんお金持ちでも貧乏人でも同じかも。。。)

精神的にも、経済的にも、ものすごく大変。

しなければいけない法律的なことやら、子供がいる人は子供の養育権と養育費のことも
あるだろうし、家や財産があればあったで、それをどのように分けるか。。。などなど
本当に頭が痛くなることが山ほどある。


それを、大抵の場合は、一人でやらないといけないから、

精神的にも辛いし、寂しいし、むなしい。。。


よけい、今のこの寒い季節、、心に隙間風が吹きつけるように、痛い。。。。




イアンさんが私達に言った。

「今僕が一番望むこと。。。。それは、暖炉のある部屋で、彼女と寄り添いながら、

暖炉の火を眺めたい。。。 ただそれだけなんだ。。。 本当にそれだけだよ。。。」



彼の気持ち、と~ってもよくわかるので、つい、またいつもの癖で、うるうると涙が。。。。


だって、私も、そうだったもの。。。


本当に、イアンさんの言う言葉のとおり。。。。

誰か、自分の話を黙って聴いてくれて、、、、、

静かに、寄り添って、、 、、、

気持ちを語り合えたら、これ以上は望まない。。。。。


って、本当に、イアンさんとおんなじように、何度思ったことか。。。。


あの辛さは、思い出しても、涙が出てくる。







そして、はっと気がついたこと。。。。。。。。



『今、私とスチュアートって、、、ぜ~んぜん<裕福>じゃないけれど、、、

まさに、イアンさんが望んでいる、「幸せ」だけは持っているんだわ。。。


一緒にそばにいられて、心が通じ合っていて、


笑いあえて・・・・


これ以上の幸せってあるだろうか。。。。』





イアンさんの言葉を聞きながら、自分の立場に置き換えたら、

どうしても出てくる涙を抑えられずに、彼の前でうるうるしてしまった・・・


ある本に、
「人は、どうしても他の人と比べる悪い癖がある。

それも、いつも、相手がうまく行ってるときと、自分の大変な時を比べる。。。

自分がどれだけ恵まれているか、、、を見ずに、探さずに、

なかなか感謝ができない。。。。 」 って書いてあった。



私は、日ごろ、自分はラッキーだと思っているつもり。。。。

でも、やっぱり時々、上の本の中の言葉のように、人と比べて、

『ああだったらいいのに、、、、こうだったらいいのに。。。。』と思うことがある。


でも、今日は、イアンさんの言葉で、本当に、あらためて、今の自分の立場に感謝した。



イアンさんが早くこの辛い状態から抜け出せることを祈りつつ


私自身、「自分がいかに恵まれているか、、、」に感謝して


これからも、この気持ちを忘れないようにしたいものだわ。






No comments:

Post a Comment