Wednesday, November 24, 2010

贅沢な一生を決めるもの

曽野綾子さんの本
『「いい人」をやめると楽になる<敬友録>』より


贅沢な一生かどうかは愛のあるなしで決まる

最後に残すべき大切なものは「愛」だけだといったら、また歯の浮くようなことを言うと
嫌われそうだが、死ぬ時に、人間としてどれだけ贅沢な一生を生きたかは、どれだけ深く
愛し愛されたかで測ることになる。

愛は恋愛だけではない。男女の性の差も、身分を超えた、関心という形を取った愛の蓄積である。

それ以外のものは大地震の時の陶器のようにぶっ壊れる危険に満ち満ちているから、とても
カウントの対象にはならない。

「自分の顔、相手の顔」より



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